今更ながら見に行って来ました。前情報をほぼシャットアウトした状態での感想。
まず最初に気になったのは事件の中核にいたはずのグレアム提督やリーゼ姉妹が完全にフェードアウトしてたこと。たぶん皆気になってることだと思います。とはいえ、なのはの映画シリーズがなのは世界で作られた映像だという設定を考えるとそれは已む無しでしょうね。管理局の不祥事を進んで公表するわけがない…はやてちゃんが両親の蓄えだけで生活できて、後見人もいない一人暮らしであんなにまっすぐな娘に育った、ということには違和感を禁じ得ないけど。
はやてといえば、リインフォース・アインスとの絆が強調されてましたね。物心つく前からずっと夜天の魔導書と一緒で、アインスがはやてをずっと見守ってきたってのは「A's」と同じだったけど、それを考えるとこの改変は妥当であり、むしろあるべき姿だったんじゃないかと思うぐらい。今回の映画はこの二人(+後に誕生するツヴァイ)のための物語なんだと強く印象に残りました(それにしても何故はやてみたいな良い娘が後々おっぱい星人に…)。
その他の感想・なのはとフェイトの日常風景がいちいち親友以上のなにかでしかない。1stのラストではそうでもなかったけれど、今回は大画面で見てるこっちがこっ恥ずかしくなるぐらいの仲睦まじさ…たぶんこの娘らの絆は冗談抜きで永遠に続くんだろうなぁ。たぶん野郎の介在する余地はない。ユーノ君、本当にご愁傷様です(当方なのユー派)。
・ただ、「
全力全開!手加減抜きで!」となのはとフェイトにキリッとした表情で告げるユーノの姿はたぶん彼のファンにはたまらないものであったことは間違い無いと思います。「流石ユーノ!」「分っかりやすい!」「全くです」からのブラストカラミティへの流れ大好きです。
・バトルシーン、特に闇の書の闇との決戦シーンの凄さとパワーアップぶりは言うまでもありません。「A's」では単なるスーパーフルボッコタイムに見えたこのシーン、単なる派手さ以上に緊迫感が増してます。一番頑張ったのはたぶんザフィーラさん。
・エンディングはツヴァイが生まれたばかりの時期、つまり2年後。何気に貴重な小5のなのは達の映像化。いきなり中3になってた「A's」よりも感情移入できるラストシーンだったのではないでしょうか…。
今回も興行収入はかなりの額をたたき出しているらしいし、ひょっとしたらMOVIE 3rd Strikersなんてモノが生まれる未来もあるんでしょうか。なのはといえば「
おっきくなっちゃやなの!」というファンも多いですから可能性的にはさほど高くないと思ってます。